韓国海軍幹部の訪日延期 照射など防衛当局交流に波及

 【ソウル=名村隆寛】韓国国防省報道官は28日の定例記者会見で、来月に予定していた海軍幹部の訪日を延期すると明らかにした。報道官は「部隊の日程上の事情」と説明しているが、その後の訪日は決まっていないという。

 訪日延期は韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射や、韓国が主張する「海自機による低高度での威嚇飛行」の問題による事実上の取りやめとみられる。韓国でもそうした見方が強い。ただ、報道官は一連の問題との関連を否定している。

 海自と韓国海軍は毎年、艦隊司令官級の幹部が交互に訪問しており、今年は韓国の第1艦隊司令官が京都府にある海自舞鶴地方隊を訪れる予定だった。

 一方、4月末から韓国で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議(ADMMプラス)に合わせた海自護衛艦の派遣の取りやめを防衛省が検討していることに関連し、報道官は「参加国は2月末に決定する」と述べるにとどめた。

 レーダー照射問題は防衛当局間の交流に影響を及ぼしており、いわゆる徴用工判決に加え、韓国側での問題が日韓の対立を深刻化させている。

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