「体制は革命の輸出のためにある」ホメイニ師に学んだ法学者はそう述べた

 イラン革命の震源地、イスラム教シーア派の聖都コムは革命40年の記念日を11日に控え、多くの巡礼者らでにぎわっていた。シーア派の法学者や住民たちは米国を「大サタン(悪魔)」などと批判し、トランプ米政権の経済制裁などに屈せず、革命体制は今後も存在し続けると口々に訴えている。

 9日午後に訪れたコムでは、シーア派第8代イマーム(指導者)の妹を追悼する聖廟(せいびょう)などに多くの巡礼者らが詰めかけていた。首都テヘランからは車でわずか2時間の距離だが、宗教学生らが大規模な反政府デモを行って革命の口火を切った場所であり、宗教に対する熱意に圧倒される。

 コムの住民で運転手のアクバルさん(55)は、「政治のシステムには常に支持者と反対者がいる」とし、経済悪化などで政権批判が高まっていることを認めつつも、「米国は大悪魔だ。国民が支持する間は現体制は続く」と話した。

 聖廟の近くには、初代最高指導者ホメイニ師が一時住んでいた家があった。内部は公開されており、1日に数百人が訪れるという。

 ホメイニ師に亡命先のイラク中部ナジャフで直接、教えを受けたという法学者のヤズディ師(75)は、「ホメイニ師は信仰から倫理観まで、すべての面で他者より優れていた」と振り返り、「体制は革命の輸出のために存在している。全世界で革命が起きるべきだ」と述べた。

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