R・ライマン氏死去 米抽象画家、2005年世界文化賞受賞

 正方形と白を基調とした絵画で知られ、「白の画家」とも評された世界文化賞受賞者の米抽象画家、ロバート・ライマン氏が8日、ニューヨークの自宅で死去した。88歳だった。米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が伝えた。

 1930年、米テネシー州ナッシュビル生まれ。52年、音楽を志してニューヨークに移ったが、生活のためにニューヨーク近代美術館で警備員の職に就いたことが転機となり、53年から絵画制作を始めた。

 正方形に白で描かれた作品で知られ、支持体と呼ばれる画材には、紙やキャンバスにとどまらず、銅やアルミといった金属も採用した。ジャズ演奏家だった経験は、その筆致に音楽性をもたらしている。

 66年にニューヨークのグッゲンハイム美術館でのシステム絵画展に出品。67年に初個展を開き、93年にロンドンで開かれた大規模な回顧展は、マドリードやニューヨーク、サンフランシスコなどを巡回した。94年、アメリカ芸術・文学アカデミー会員に。

 2005年に第17回高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)を受賞した。

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