習近平氏、華為排除の「ファイブアイズ」切り崩しへ

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は1日、訪中したニュージーランドのアーダン首相との会談で「中国企業に公平で公正、差別のない経営環境を提供すべきだ」と求めた。次世代通信規格「5G]をめぐって通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)製品を排除する動きが強まる中、米国など5カ国で機密情報を共有する枠組み「ファイブアイズ」の一角を切り崩す狙いがある。

 華為をめぐっては、トランプ米政権が5G通信網の整備から排除するよう他国に要求。ファイブアイズを構成するオーストラリアが参加を禁じたほか、ニュージーランドの情報機関も「通信の安全上著しい危険がある」と指摘し、昨年11月に現地通信大手のスパークが華為製品を使用しない方針を示した。

 ただニュージーランドにとって中国は最大の貿易相手国で、対中関係悪化は自国経済に大きな打撃を与えかねない。アーダン氏は習氏らとの会談前、自国メディアに「華為製品を禁止したわけではない」などと発言し、含みを持たせた。中国国営新華社通信によると、アーダン氏は李克強首相との会談で、華為問題を念頭に「重大な問題に関しては国益に沿って独立した判断を下す」と述べた。

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