スリランカで連続爆発、138人死亡 ホテルや教会標的、日本人も負傷

 【シンガポール支局】スリランカの最大都市コロンボなどで21日、教会やホテルなど計8カ所で爆発があった。スリランカ政府は少なくとも138人が死亡、402人が負傷したと発表。日本外務省によると、日本人数人も負傷したという。容体は不明。同国の警察当局は組織的なテロ事件と判断し、捜査を始めた。

 同日はキリスト教の祭日「イースター」(復活祭)だったことからキリスト教徒を狙ったテロの可能性もある。犯行声明は確認されていない。

 爆発は午前に6回、午後に2回発生。午前の爆発は現地時間の午前9時(日本時間午後0時半)ごろ、コロンボの高級ホテル3カ所と教会▽コロンボ郊外ニゴンボの教会▽東部バティカロアの教会-で発生した。午前の爆発のうち少なくとも2件は自爆テロだった可能性がある。午後にはコロンボ近郊の動物園付近など2カ所で爆発があった。

 爆発があったホテルは「シャングリラ」「シナモン・グランド・コロンボ」「キングズベリー」で、いずれも日本人を含む外国人客が多く利用している。

 政府は爆発を受けて、夜間外出禁止令を発出し、ソーシャルメディアへの接続も切断した。地元メディアは、事件前に警察当局が海外の機関から教会を標的としたテロが起きる可能性があるとの情報を受けていたことを報じた。

 犠牲者のうち、外国人は米国人や英国人ら少なくとも35人とも報じられている。日本政府は首相官邸の危機管理センターに連絡室を設置し、情報収集に当たっている。

 仏教徒が約7割を占めるスリランカではキリスト教徒とイスラム教徒がそれぞれ人口の1割弱。過激化した仏教徒が少数宗教信者を襲撃する事件は散発するが、大規模テロは珍しい。

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