スリランカで連続爆発、207人死亡、日本人も負傷 ホテルや教会8カ所が標的

 スリランカの最大都市コロンボなどで21日、教会やホテルなど計8カ所で爆発があった。ロイター通信によると、207人が死亡、450人が負傷した。日本外務省によると、日本人数人も負傷したという。容体は不明。同日はキリスト教の祭日「イースター」(復活祭)だったことからキリスト教徒を狙ったテロの可能性もある。

 警察当局は組織的なテロ事件と判断。7人の身柄を拘束した。拘束の際、警察官3人が殺害された。犯行声明は確認されていない。

 爆発は午前に6回、午後に2回発生した。午前の爆発は現地時間の午前9時(日本時間午後0時半)ごろ、コロンボのホテル3カ所と教会▽西部ニゴンボの教会▽東部バティカロアの教会-で発生。6回の爆発は、いずれも自爆テロとみられる。午後にはコロンボ近郊の動物園付近など2カ所で爆発があった。

 爆発があったホテルは「シャングリラ」「シナモン・グランド・コロンボ」「キングズベリー」で、外国人客も多く利用。地元メディアは外国人犠牲者は少なくとも35人で、米国、英国、中国など33カ国の出身者が含まれると報じた。日本政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。

 スリランカ政府は爆発を受けて、夜間外出禁止令を発出し、ソーシャルメディアへの接続も切断。地元メディアは、事件前に警察当局が海外の機関から教会を標的としたテロが起きる可能性があるとの情報を受けていたことを報じた。

 仏教徒が約7割を占めるスリランカではキリスト教徒とイスラム教徒はそれぞれ人口の1割弱。過激化した仏教徒が少数宗教信者を襲撃する事件は散発するが、大規模テロは珍しい。(シンガポール支局長 森浩)

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