過激派指導者家族が行方不明 スリランカ テロ直前逃亡か

 【コロンボ=森浩】スリランカの最大都市コロンボなどで起きた連続テロで、事件を主導したイスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」指導者、ザフラン・ハシム容疑者の家族がテロの直前から行方不明になっていることが25日、分かった。地元紙が報じた。事件について事情を知っているとみて治安当局が行方を追っている。

 25日午前にはコロンボ東部にある町プゴタの裁判所そばの空き地で爆発が発生した。けが人はいなかった。原因は不明だが、治安当局が情報分析を進めている。また不審物が設置されたとの情報から、中央銀行の建物が一時封鎖されるなど、市内は引き続き緊張感に包まれた。

 地元紙デーリー・ミラーによると、行方不明になっているのはハシム容疑者の両親ら親族10人。今月18日以降、行方が分からなくなった。ハシム容疑者自身は21日のテロ当日、コロンボのシャングリラホテルで自爆したとの情報もあるが、逃亡中との説も流れている。

 実行犯とされる9人について、24日に会見したウィジェワルダナ国防担当相はうち8人の身元が判明したとし、英国やオーストラリアの大学院で学んだ人物が含まれており、いずれも経済的に安定した人物だったと指摘。捜査当局は過激思想に傾倒した経緯を捜査し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)など海外からの支援について調べる。

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