北朝鮮のミサイル発射 英仏独「非難する」共同声明 安保理は声明出ず

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮による短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体発射を受け、国連安全保障理事会は1日、非公開会合を開き対応を協議した。開催を要請した英仏独の3カ国は会見を開き、「ここ数日の弾道ミサイル発射」は安保理決議違反であり「非難する」との共同声明を発表した。安保理による声明は出されなかった。

 安保理の北朝鮮会合はこれまで米国が主導し、欧州勢による開催要請は異例。北朝鮮との非核化交渉が難航する米国が慎重姿勢を貫く中、英仏独は、北朝鮮による相次ぐミサイル発射を重大視するとともに、安保理での存在感を示す狙いもあるとみられる。

 英仏独は声明で北朝鮮に対し、「完全かつ検証可能で不可逆な非核化に向けて具体的な行動」を取るように求め、非核化に向けて米国と「有意義な協議」を行うよう要求した。また「北朝鮮の核・ミサイル計画が廃棄されるまで国際的な制裁は維持され、完全に履行されなければならない」と訴え、安保理の結束が「極めて重要」と強調した。

 北朝鮮は日本時間の7月25日、同31日に複数の飛翔体を発射し、韓国は「短距離弾道ミサイル」と指摘。また8月2日にも飛翔体の発射が確認されたが、トランプ大統領は短距離であれば問題視しない姿勢を繰り返し示している。

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