Wポスト発行の無料タブロイド紙廃刊 スマホ普及に押され

 【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポストが発行してきた無料のタブロイド日刊紙「エクスプレス」が12日、発行を終了した。2003年に創刊された同紙は、ワシントン首都圏の地下鉄駅周辺などで専用の新聞ボックスを通じて配布され、政治や社会、スポーツのニュースやイベント情報を手軽に入手できるメディアとして通勤客に親しまれてきた。

 同紙によると、最盛期は20万部近くの発行部数だったが、近年はスマートフォンの普及で収益が悪化。最終日の紙面の1面は、漫画化された新聞ボックスが息絶える様子の上に「忌々しいスマホを楽しんでください」との見出しを配し、読者に別れを告げた。

 ワシントン・ポストは13年、米ネット通販大手「アマゾン・コム」の最高経営責任者、ジェフ・ベゾス氏に買収され、アマゾンと連携して電子版に力を入れている。エクスプレス廃刊は電子版に経営資源を集中する狙いがあるとみられる。

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