習主席「国賓」来日に反対集会 日本近現代史研究家・杉原氏「20世紀は『共産主義』で人類が犠牲となった。中国は反人類的だ」

 中国の習近平国家主席が4月、「国賓」として来日することに反対する声が高まりつつある。ウイグルやチベットでの少数民族の抑圧が報じられ、台湾や香港の人々が「自由」「民主」「人権」の重要性を世界に示した直後に、日本が習氏を厚遇することには、確かに疑問がある。都内で15日夜、国賓招聘(しょうへい)反対の緊急集会が開かれた。

 言論人やジャーナリストらの呼びかけで、文京区シビックセンターの会場には約170人が集まった。

 国賓招聘反対国民運動の会会長で、東日本ハウスグループ創業者の中村功氏は冒頭、「30年前の天安門事件後、いち早く経済制裁を解除したのは日本だった。しかし、今の中国は『反日』だ。習政権になってから、盧溝橋事件、戦勝記念日、南京事件の3つの記念日が設けられ、朝から晩まで『日本が悪かった』と宣伝している」と語った。

 出席者は、日中の歴史問題、少数民族問題、沖縄・尖閣諸島周辺での中国船侵犯など、それぞれの見地から習氏の「国賓」来日に異議を唱えた。

 夕刊フジで集中連載「吉田茂という反省」を担当した、日本近現代史研究家で、新しい歴史教科書をつくる会顧問の杉原誠四郎氏は「20世紀は、共産主義という誤った政治体制で人類が犠牲となった。中国は21世紀も、一党支配、一族支配存続のために拡大政策をとっている。反人類的だ」と指摘した。

 評論家で、史実を世界に発信する会会長代行の茂木弘道氏は「習氏を国賓で呼ぶことは、(中国の人権抑圧など)国際的犯罪行為に加担することになりかねない。日中友好は『日本は中国で悪いことをした』という贖罪(しょくざい)意識がもとになっているのでないか」と強調した。

 招聘反対国民運動の会は、2月に国民総決起集会を予定し、3月には、1万人の参加を目指すデモを予定している。

 【主な登壇者】

 中村功、阿羅健一、岡真樹子、奥本康大、落合道夫、葛城奈海、杉原誠四郎、鈴木荘一、坂東忠信、仲村覚、村田春樹、茂木弘道、佐藤和夫、藤岡信勝。(敬称略)

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