米大統領選 民主の左派候補が「内ゲバ」 ウォーレン氏VSサンダース氏 「女性はなれない」「うそつくな」

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選に向けた民主党の候補指名を争っている左派系有力候補のサンダース上院議員(78)とウォーレン上院議員(70)が対立を深めている。女性のウォーレン氏が「2018年にサンダース氏から『女性は大統領選で勝てない』といわれた」と主張しているのが対立の要因で、左派候補同士の時ならぬ「内ゲバ」で、混戦模様の同党指名争いにさらなる波乱要素が加わった。

 サンダース氏とウォーレン氏は、いずれも「国民皆保険」や「富裕層への増税」「大学授業料負担の軽減」などの格差是正策を唱え、「盟友」の関係にあるとされてきた。

 しかし、米メディアが先週伝えたところでは、サンダース陣営の幹部が運動員に「ウォーレン氏の支持者は高学歴の富裕層だ」などと中傷宣伝を展開するよう指示していたことが発覚。これに怒ったウォーレン氏が声明でサンダース氏の「女性は勝てない」発言を持ち出した。

 サンダース氏は14日、中西部アイオワ州で開かれた民主党の候補者討論会で「言っていない」と全面否定したが、ウォーレン氏は討論会終了後、壇上でサンダース氏からの握手を拒否し、「テレビの全米中継で私をうそつきと決めつけた」と食ってかかった。

 これに対しサンダース氏は「うそつき呼ばわりしたのはあなたの方だ」と言い返した上で「今は(口論を)やめよう」と述べ、その場を収めた。

 両候補と懇意だという映画監督のマイケル・ムーア氏はツイッターで「なぜウォーレン氏はサンダース氏を背中からナイフで刺すような行為をしたのか理解できない」とし、トランプ大統領の再選阻止に向け結束するよう呼びかけた。

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