台湾、中国訪問「外国人」の入域拒否へ 「中国人」は一部可?

 【台北=田中靖人】台湾の外交部(外務省に相当)は4日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止策として7日以降、中国本土(香港・マカオ除く)を14日以内に訪れた全ての「外国人」の入域を拒否すると発表した。一方、中国本土居住者のうち湖北、広東、浙江の3省以外からの入域は一部、拒否しておらず対応が分かれている。

 蔡英文政権は「台湾は中国の一部」などと中国政府が主張する「一つの中国」原則を受け入れていないものの、法律上は中国本土を「外国」としておらず、矛盾が浮き彫りになった形だ。

 陳時中・衛生福利部長(厚生労働相)は4日、感染拡大による中国本土からの入域禁止地域を湖北、広東両省に加え、5日から浙江省の3省とすると発表した。蔡政権は1月26日、中国本土全域からの観光・文化交流などを停止したが、経済分野の往来は一部を認めている。政権幹部は「中国本土向けは新規のビザ発給を中止しており、中国滞在から14日間を過ぎれば訪台できる『外国人』の方が条件は緩やかだ」と説明する。

 一方、衛生福利部(厚生労働省)は4日、台湾の感染者数が10人であるにもかかわらず、世界保健機関(WHO)のサイトに13人と記載されているとして、訂正するよう求めた。

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