中国、ドローンで住民監視し帰宅促す 新型コロナウイルス対策「ディストピアだ」指摘も

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が増えるなか、中国当局はドローン(小型無人機)を使ってなりふり構わず感染拡大を防ごうと躍起だ。

 ロイター通信は4日、内モンゴル自治区でマスクをつけずに外出していた高齢女性にドローンが空中から接近して「家に帰りなさい」と音声で帰宅を促す動画を公開した。女性は物珍しそうに見上げていたが、戸惑いながらも帰宅の途に着き、玄関を開けて家に入る。ドローンは女性を追跡して一部始終を映像に収めていた。

 FNN.jpプライムオンラインも、警官が街中でドローンを飛ばして、マスクをつけていない人を見つけて注意をしていると報じた。ツイッターやネット掲示板では「(SF映画の)ブレードランナーのようだ」「中国は日本を追い抜いて先を行ってるな」と驚く声があがったが、ドローンの役割は“監視員”だけではない。AFP通信によると、江西省では赤外線サーモグラフィーを搭載したドローンを使って市民の遠隔検温を実施した例もあるという。

 先進的な取り組みが目を引く一方で、「ディストピア感すごいな」「プライバシーが無い、怖い」などと監視体制の行き過ぎを指摘する声もあがっている。「新型コロナウイルスの問題が解決しても、なし崩し的にドローンによる監視が継続されるのではないか」と予想する人もいた。

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