イラン、衛星打ち上げ失敗

 国営イラン放送によると、イラン当局者は9日、人工衛星を搭載したロケットを同日夜に打ち上げたが、衛星を軌道へ乗せることに失敗したと明らかにした。必要な速度に達しなかったとした。米政権は大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発につながるとしてイランの衛星打ち上げに反対している。

 イランは11日に革命記念日を控えている。宇宙開発の技術力を誇示して国威を発揚する狙いがあったとみられるが、思惑通りにはならなかった。

 国営メディアによると、国産ロケット「シモルグ」は、首都テヘラン東方のセムナン州のホメイニ宇宙センターで打ち上げられた。当局者は、ロケットは計画通りの高度に達したとして成果もあったと主張した。イランは衛星について、資源探査や気象データ収集などに使うとして、軍事目的はないとしている。

 イランは2000年代後半、衛星が搭載できる同国初の本格的なロケットを試射、開発を続けてきた。19年1月と同2月の2回、ロケット打ち上げに失敗。同8月にはロケット発射場で爆発事故が起きたとされる。(共同)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ