韓国総選挙へ政党再編 投票まで2カ月 大統領選「前哨戦」対決も

 【ソウル=桜井紀雄】韓国で文在寅(ムン・ジェイン)政権の3年間に審判を下す4月15日の総選挙まで2カ月を切った。ソウルの選挙区では、与野党の首相経験者同士が対決する構図で、次期大統領選の「前哨戦」とも位置付けられる選挙だ。与野党ともに無党派層の取り込みに苦戦する中、最大野党を中心に保守系政党の統合が行われるなど、政党再編の動きが加速している。

 17日、最大野党「自由韓国党」や第3野党「新しい保守党」、少数野党が合併した「未来統合党」が発足した。総選挙で与党「共に民主党」に対抗し、保守票を結集させるのが狙いだ。自由韓国党から横滑りで代表に就いた黄教安(ファン・ギョアン)氏は「統合の勢いで文政権に必ず審判を下そう」と訴えた。

 未来統合党系の議席数は118と与党の129議席に近づく。17日発表の世論調査では、新党に合流する主な党の支持率を合わせると35・9%と、与党の39・9%を射程圏内に収める。

 与野党の激突を象徴するのがソウル中心部の鍾路(チョンノ)選挙区だ。知日派で知られ、災害対応などが評価されて人気のある李洛淵(イ・ナギョン)前首相が与党候補として同区からの出馬を表明すると、朴槿恵(パク・クネ)前政権で首相を務めた黄氏も立候補を宣言した。両氏は次期大統領選の有力候補に挙がるが、ソウル市民を対象にした最近の次期大統領候補の支持率調査では、李氏が32・2%だったのに対し、黄氏が11・7%と大きく水をあけられた。

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