中国、生物安全法を施行へ 感染症対策を強化

 中国政府は18日、国営通信の新華社を通じ、感染症の流行や生物テロを阻止するための生物安全法を来年4月15日に施行すると発表した。新型コロナウイルス感染症のような深刻な疫病の発生に素早く対処するよう定めたが、実効性が問われそうだ。

 今月17日に終了した全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の会議で可決した。国が感染症などの報告システムを整備。医療機関などは感染症や原因不明の集団的な病気が見つかった場合はすぐに報告し、いかなる組織や個人も情報隠しをしてはならないと定めた。感染源は国が調査して判断する。

 感染症などに関するデマを広めてはならないとの規定も盛り込んだ。ただ中国では新型コロナの流行当初、知人に警戒を呼び掛けた医療関係者が「デマを流した」として摘発された例もある。新法は当局の情報統制に使われる可能性が高い。(共同)

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