国務省報道官、香港総領事館での活動家駆け込みで「コメントできない」 活動家の逮捕と拘束は非難

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省報道官は28日、香港の活動家4人が現地の米総領事館に駆け込んで政治亡命を求めたものの拒絶されたとする香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道に関し、「プライバシーへの配慮からコメントできない」と述べるにとどめた。一方で「亡命申請は米国に到着した際にのみ可能だ」と指摘し、駆け込みがあったことを示唆した。産経新聞の取材に語った。

 報道官はまた、「香港警察による学生の民主活動家3人の逮捕と拘束を非難する」とした。報道官は逮捕や拘束の詳細に言及していないが、拘束者の一人は未成年で、喫茶店で香港治安部隊に身柄を確保されたとし、「非難に値する行動だ」と強調した。

 同紙によると、駆け込みがあった数時間前、米国への亡命を目指していた独立派団体の元代表、鍾翰林氏が総領事館の近くで香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕された。

 報道官はまた、国家安全維持法について「香港の人々の安全確保ではなく、反対意見を抑圧し、個人の自由を奪うために使われ続けている」と指摘し、「この法律の導入で、中国共産党は香港の人々の人権と法的正義と基本的自由を骨抜きにした」と非難した。

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