ゴーン被告逃亡支援の米親子、日本引き渡し直前に延期

 【ニューヨーク=上塚真由】前日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告(会社法違反などで起訴)が保釈中に逃亡した事件で、逃亡を手助けしたとして米国で拘束された米国人親子の容疑者2人に関し、国務省は29日までに日本への引き渡しを認める決定をした。

 だが、両容疑者の弁護側からの一時差し止め申請を受け、東部マサチューセッツ州の連邦裁判所は同日、引き渡しを延期する判断を下した。身柄引き渡し時期は不透明になった。

 親子は、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員、マイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者。国務省は28日に両容疑者の弁護士に引き渡し決定を通知。当初は、米東部時間29日午後1時(日本時間30日午前2時)に日本に向かう便で移送を計画していた。

 だが、弁護士が移送は「恣意(しい)的で違法だ」として差し止めを申請した。

 両容疑者は日本政府の要請に基づいて米国で5月に拘束された。東京地検が日米間の犯罪人引渡条約に基づいて引き渡しを請求し、連邦裁判所は9月4日、日本への引き渡しを認める決定を出していた。

 ゴーン被告は昨年末、トルコ経由でレバノンに逃亡した。

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