F35をUAEへ50機売却 米政権が議会に計画を通知

 トランプ米政権は29日、米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35をアラブ首長国連邦(UAE)に売却する計画を議会に非公式に通知した。エンゲル下院外交委員長(民主党)が明らかにした。売却には正式通知後、議会の承認が必要。中東での軍事的優位喪失に懸念を示していたイスラエルも容認に転じており、売却への手続きが一歩前進した。

 ロイター通信によると、50機を計約100億ドル(約1兆円)で売却する計画。11月3日の米大統領選で再選を狙うトランプ大統領は9月に仲介したイスラエルとUAEの国交正常化合意に基づき、多額の武器売却実現を外交成果としてアピールしたい考え。ただ、議会には中東の軍事バランスに大きな影響を与えるなどとして慎重意見も根強く、承認手続きに時間がかかる可能性もある。

 F35はステルス性に優れ、中東地域で保有しているのはイスラエルのみ。サウジアラビアも購入に意欲を示している。アラブ諸国への最新鋭武器の売却は、イスラエルと米国が激しく対立するイランに対する包囲網構築の狙いもある。(共同)

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