発生初期から武漢の情報発信の記者起訴 中国、新型コロナで抑圧

 中国上海の検察当局は21日までに、新型コロナウイルス感染症の発生初期から湖北省武漢の情報を会員制交流サイト(SNS)などで発信していた元弁護士で市民記者の女性を「悪意を持って虚偽情報を伝えた」などとして公共秩序騒乱の罪で起訴した。関係者が明らかにした。

 女性は上海市の張展氏で、関係者が入手した起訴状は9月15日付。2月以降武漢から医療現場の混乱ぶりを伝え、5月には武漢の遺族女性が初期対応を巡り責任追及を求めたことを紹介。拘束され、6月に逮捕された。

 検察当局は「大量のうそを発信し、海外メディアの取材を受け、悪意を持って感染情報を言いふらした」としている。

 当局は新型コロナ対応に関する批判への抑圧を強化。武漢で活動した市民記者らは拘束され、政府対応を非難した知識人や党員も逮捕、処分された。(共同)

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