朝ドラ「おちょやん」大往生の「万太郎さん」に視聴者「ごっつええ感じの『しょうた!』思い出すw」

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」の第92話が13日、放送され、お笑い芸人の板尾創路演じる喜劇役者、須賀廼家万太郎が大往生した。このシーンに多くの視聴者が朝から涙を流し、ツイッターでは「万太郎さん」がトレンド入り。板尾の演技に見入った朝ドラファンから絶賛のコメントがSNSに相次いだ。

 喜劇俳優で劇作家でもある2代目渋谷天外さんの妻で、松竹新喜劇の女優だった浪花千栄子さんの半生をモデルに、大正から戦後の激動の時代に女優の道をいちずに歩んだ女性の姿をフィクションとして描く「おちょやん」。主人公の天海千代を女優の杉咲花が演じる。

 物語は現在、第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」が放送中で、終戦から3年が経ち、千代たち家庭劇の面々は芝居道具を乗せた大八車を引きながら地方を回っていた。ある日、鶴亀の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)から「道頓堀に戻ってこい」というお達しが出され、千代たちが大阪に戻ると、そこで鶴亀に新しい喜劇の劇団を作る構想があることを明かされる。大山は千代の夫の一平(成田凌)にその座長に就くよう命じるが、一平は、なぜ“喜劇の巨人”と言われる万太郎の「万太郎一座」ではなく、自分たちに声をかけたのかと不信を抱く。実は万太郎は喉のガンが原因で話すことができず、舞台にもう立てない状態だった。

 そんな万太郎が最後に1回限りの舞台に立つことになり、当日に向け稽古を続けた。そこにかつて「須賀廼家兄弟一座」で人気を二分する看板役者だった須賀廼家千之助(星田英利)が現れ、「ワシが助けたる」と手を差し伸べ、2人で息の合った掛け合いを始めた。その姿に万太郎一座の面々は大爆笑した。

 その後、万太郎と千之助の2人は40年ぶりに同じ舞台の上に立った。この世を去り、頭に三角巾をつけた万太郎が閻魔さま(千之助)の裁きを受け、極楽に行けるかどうかが決まるという芝居で、ジェスチャーを繰り出す万太郎を千之助がフォローする形で舞台は進行。丁々発止のやりとりに会場は大爆笑となった。万雷の拍手に包まれて幕が下りたあと、万太郎は舞台袖のイスに座り込み、そのままこの世を去った。その表情は笑顔だった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ