無償化除外、2審も敗訴 福岡の朝鮮学校卒業生

 朝鮮学校を高校無償化の対象外にしたのは違法だとして、九州朝鮮中高級学校(北九州市八幡西区)の卒業生68人が国に計約750万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は30日、請求を棄却した1審福岡地裁小倉支部判決を支持し、原告の控訴を棄却した。原告は上告する方針。

 全国5件の同種訴訟で最後の高裁判決。唯一請求を認めた大阪地裁判決は大阪高裁で覆され、東京、愛知、大阪の訴訟は最高裁で原告敗訴が確定した。広島訴訟も今月、1審に続いて広島高裁で請求が退けられ、原告が上告している。

 矢尾渉裁判長は、朝鮮総連が、思想教育徹底などの影響を学校に与えているとの公安調査庁の調査結果を根拠に「朝鮮総連の不当な支配を受けているとの合理的な疑いがある」と述べた。

 原告側は、除外が政治・外交的理由に基づいていると主張したが、判決は、対象から除外した文部科学省の処分理由にそうした記載はないとして退けた。

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