司法試験、今年は例年通り コロナ対策徹底

 法科大学院修了者らを対象とした司法試験が12日、全国7都市9会場で始まった。出願者は3733人。昨年は新型コロナウイルスの影響で3カ月延期して8月に実施。今年は4都市6会場が緊急事態宣言の対象都府県に含まれるが、例年通りの時期に戻した。

 法務省によると、昨年は任意の要請だった受験者のマスク着用を義務化。会場ではサーモグラフィーによる検温のほか、受験者の座席距離を1メートル以上確保した。12、13、15日に論文式、16日に短答式を実施する。合格発表は9月7日。

 東京都品川区の会場では、マスク姿の受験者が緊張した表情で試験に臨んだ。早稲田大の法科大学院を修了し、5回目の挑戦という立川市の男性(32)は「緊急事態宣言が発令され、今回も延期されないか不安だった。試験では話さないので、感染は大丈夫だと思う。勉強した成果を出すだけだ」と語った。

 昨年は3703人が受験し、1450人が合格(合格率39・16%)。法曹人気の低迷から志願者は右肩下がりの傾向が続き、政府が平成27年に下方修正した合格者の目標「1500人以上」を初めて下回った。

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