馬毛島調査、漁業者敗訴 知事の許可取り消し認めず

 鹿児島県西之表市の馬毛島(まげしま)への自衛隊基地建設を巡り、塩田康一知事が国に島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、地元漁業者が許可の取り消しを求めた訴訟の判決が24日、鹿児島地裁であり、古谷健二郎裁判長は訴えを却下した。

 馬毛島は米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地で、政府は基地を訓練用施設として米軍と共同使用する計画。塩田氏は昨年11月に防衛省の申請を許可し、調査は12月に始まった。

 原告は、足場建設や岩盤に穴を開ける作業により漁場が荒らされ、漁業を営む権利を侵害する恐れがあると指摘。知事がこうした影響を十分に考慮せず許可したのは裁量権の逸脱・乱用だと主張した。県側は、調査による影響は軽微だなどと反論した。

 漁業者が調査差し止めを求めた仮処分は、東京地裁が3月、申し立てを却下している。

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