北海道で過去最多の69人感染、結婚披露宴などクラスター4件発生

 北海道と札幌、小樽、旭川の各市は30日、道内で新たに69人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表した。1日の公表人数では最も多かった24日の60人を上回り、過去最多を更新した。

 このうち35人が確認された札幌市では、商社▽結婚披露宴と2次・3次会出席者のグループ▽繁華街すすきの地区のバー-の計3件のクラスター(感染者集団)が発生した。

 苫小牧市の道立北海道苫小牧工業高校でクラスターが発生するなど、札幌市以外でも感染が拡大。道内の感染者は延べ3055人(実人数3032人)となった。30日午後5時半時点の陽性患者は408人で、うち6人が重症。

 札幌市の担当者は「商社と披露宴関連では、マスク着用が徹底されていなかった。大人数で長時間の飲酒を伴う祝宴では気が緩みがちだ。いま一度、気を引き締めてほしい」と注意を呼び掛けている。

 30日の新たな感染者は、札幌市35▽苫小牧市5▽小樽市2▽旭川市2▽石狩市1▽恵庭(えにわ)市1▽千歳市1▽石狩地方8▽胆振(いぶり)地方4▽空知(そらち)地方3▽釧路地方3▽十勝地方1▽非公表3(居住地はそれぞれ神奈川県、沖縄県、奈良県)-の計69人。

 道によると、感染が確認された地域が非公表の3人の来道目的は、いずれも観光ではないという。

 小樽市の2人のうち1人は東京都の30代男性会社員で、同市が28日に感染を公表した東京都の20代と30代の男性会社員の同僚。同市によると、業務のため長期滞在していた。

 札幌市によると、30日発生した3件のクラスターはそれぞれ、商社社員・20~50代の計5人▽結婚披露宴関連の出席者・全員20代の計9人▽バー・従業員1人と客4人の20~40代の計5人で、いずれも軽症か無症状という。

 また、すすきの地区の接待を伴う飲食店の感染者は4人増え、30日までに90店で計332人となった。

 道によると、苫小牧工業高のクラスターは全員が10代の生徒9人で、いずれも軽症か無症状という。同高は1クラスを当面の間、学級閉鎖とした。

 鈴木直道知事は30日の定例記者会見で、体調が悪い場合の外出自粛やマスク着用と手洗いの徹底を要請。札幌市の繁華街すすきの地区での検査を強化したことを明らかにした。

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