竹下派がパーティー 衆参の亀裂が課題…総裁選、派閥人事で溝

 自民党竹下派(平成研究会、54人)は30日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。同派は党内第2勢力ながら9月の総裁選で菅義偉首相の支援に回り、派内では独自候補の擁立を見送ったことに不満もくすぶる。茂木敏充外相や加藤勝信官房長官らが総裁候補として控えるが、平成30年の派閥会長交代劇で表面化した衆参の溝が埋まらず、「派の団結」が大きな課題となっている。

 「一人一人がそれぞれのふるさとのために、日本のために汗をかき続けるという決意だ」

 派の会長を務める竹下亘元総務会長はパーティーでこうあいさつし、結束を訴えた。

 先の総裁選では、派内の若手衆院議員を中心に茂木氏の出馬を求める声もあった。だが、他派が菅氏の支援に傾いたのに加え、竹下派内でも参院側から異論が巻き起こり、擁立は見送られた。

 茂木氏は若手らに「次は期待に応えられるように頑張る」と誓ったが、次期総裁選まですでに1年を切っている。首相が続投を目指した場合、派内では「次も茂木氏の出馬は難しいのではないか」(中堅)との見方が広がる。

 田中角栄元首相が率いた田中派を源流とする竹下派は、前身の「経世会」以降も竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三の3氏を首相に輩出した。ただ、この20年は首相の座から遠ざかっている。

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